抱えない移乗「フレックスボード」先ずはコレ!使って欲しいです。

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現在、介護の現場で孤軍奮闘しています理学療法士のハゲモンと申します。
今回は介護現場で是非、使用していただきたいアイテム「フレックスボード」の紹介をします。

「フレックスボード」とは?

フレックスボードとは、ベッド⇔ストレッチャー間の移乗や、ベッド⇔リクライニングティルト車椅子間の移乗に便利な道具です。ラックヘルスケアさんより販売されている商品になります。

抱えて移乗せずに、寝た姿勢のまま滑らせる移乗を行います。

構造はいたってシンプル。板に滑りやすいナイロン製のシートが巻かれています。秀逸なところは板の部分がジャバラに折れ曲がる点。この点がベッドからリクライニングティルト車椅子に移乗する際にデコボコにフィットしやすいメリットがあります。

現在も抱えて移乗している現場ってないですか?

当施設は10年前まで重度な患者様に対して抱える介護をしていました。介護スタッフ2人で一人は体幹を、もう一人は下肢を抱え、ベッドとストレッチャー等へ移乗。多くの介護スタッフが腰痛予防のコルセットを装着。(笑) これって介護スタッフの腰痛発生率を高めるだけでなく、患者様の転落を引き起こしかねない状況でした。事実、インシデントレポートでも上がっていました。

フレックスボードを使用して・・・

先ず抱え上げないで移乗できるので介護スタッフの負担が減りました。また安全性も向上しました。

さらに患者様の移乗時の恐怖心が減少したのではないかと思います。2人で抱えられた移乗を体験した方はわかると思いますが、結構、怖いんですよね。(一度体験することをお勧めします)

問題点

問題としては・・・

①価格が高い ②導入に皆の理解が必要 ③操作にちょっとしたコツを要する

価格が高い:ネットを見たところ、6万円前後といったところでしょうか。まだ、導入の段階で気軽に上司に「買ってください」って言いずらい価格ですね。

導入に皆の理解が必要:当施設での導入は、正直、困難を極めました。本当に10年を要しました。それまで抱えるのが当たり前の風土だったので、導入時に、「抱えた方が効率が良い」「滑り落ちる危険性の方が高い」ってな声の大きな方たちに押されました。(笑)

操作にちょっとしたコツを要す:これは以下に説明します。

操作方法

以下はラックヘルスケアの動画です。

補足としては・・・

①ベッドと車椅子の高さを調整:移乗先を気持ち程度低くすると良いです。
②滑らせる前に十分に体をフレックスボードに載せる:慌てると力任せに引きずることになり、ボードの効果を実感できなくなります。

まとめ

 導入の障壁に「上司を説得する(購入する際)」「抱え上げない風土を作る」ってなものが挙げられます。これ!本当に大変ですもんね。
 しかし、赤ちゃんは転びながら歩く動作を獲得します。失敗するのが当たり前。声を上げて日本の介護が他国で参考になるように頑張りましょう。最後までありがとうございました。

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