先日、「働く世代を支える腰痛マネジメント」という研修を受けてきました。 そこで痛感したのは、「腰痛は個人の努力だけでなく、組織的なマネジメント(環境・教育・仕組み)が必要だ」ということ。
私たちリハビリ職の役割は、運動指導だけではありません。現場の作業分析や、腰痛を引き起こさない「仕組み作り」こそが重要なんです。
ふと考えたのですが…… 工場の始業前にはみんなで体操をする光景をよく見ますよね。 でも、病院や介護施設で「始業前体操」をしているところって、意外と少なくないですか?
私の勤務先も、周りの施設も「そんなのやってないよ」という所ばかり。 でも、これって実は「由々しき事態」と考えたのです。
介護現場の腰痛は「増えている」という事実
厚生労働省のデータによると、全体的な職場での腰痛件数は減っているのに、保健衛生業(看護・介護職)の腰痛発生率は右肩上がり。

保健衛生業における腰痛の予防|厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31197.html?utm_source=chatgpt.com
現場は常に人手不足でバタバタ。準備運動をする余裕もなく、いきなり移乗介助やオムツ交換に突入する……。 実は、私自身も「ヘルニア持ちの理学療法士」です(笑)。
腰が痛いと、患者さんへの笑顔も消えるし、仕事のパフォーマンスも落ちる。何より自分自身が一番つらい。 「このままじゃいけない!」と、切実に感じています。
たった10秒!「これだけ体操」で腰を守る
とはいえ、明日から「みんなでラジオ体操をしましょう!」なんて言っても、現場の忙しさではハードルが高すぎますよね。
そこで、私がこの1ヶ月実践して効果を実感している「これだけ体操」を提案します。 名前の通り、やることは「これだけ」です。
【これだけ体操のやり方】
- 両手を腰に当てる
- グーッと体を後ろにそらす
- 以上!(笑)

「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、これが効くんです。 (出典:厚生労働省資料 )
1ヶ月続けてみて分かったこと
実際にやってみると、いかに自分の腰の筋肉がガチガチで、皮膚が突っ張っていたかが分かります。 そらした瞬間の「いた気持ちいい〜」という感覚が、リセットの合図。
- 始業前に1回
- オムツ交換の合間に1回
- リフレッシュしたい時に1回
これなら、どんなに忙しい現場でも「仕組み」として取り入れやすいはずです。
もちろん、理想はリフトやスライディングシートが当たり前に使える環境です。 でも、環境整備が追いつかない今、まずは自分の体を自分で守る「10秒の習慣」から始めてみませんか?
腰痛がなくなれば、もっと笑顔で患者さんと向き合える。 一緒に「腰痛に負けない現場」を作っていきましょう!


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